Health Day News(2006年9月27日)の記事によると、
手の薬指の長さが人差し指よりも長い女性は、運動能力に優れているという説が、
英ロンドン大学キングズ・カレッジ遺伝疫学教授、Tim Spector博士らの研究で示され、
スポーツ医学誌「British Journal of Sports Medicine」オンライン版にも掲載されました。
 
過去の研究から、男性では指の長さの比率と生殖能力、知能、
性的指向、運動能力などの特徴との間に関連がみられることがわかっています。
女性でも同じような結果を示す研究がいくつかあったのですが、数が少なく、
今までは説得力のあるものではなかったのです。

スペクター博士は、関節炎の遺伝に関する研究のため、
指のX線写真を撮影した双子の被験者の記録を保持していたことから、
この記録を利用して、今回の仮説を検証したとのこと。

彼は、被験者の女性の指の長さを測定した後、一卵性双生児と二卵性双生児との比較を行い、
さらに被験者に12種目のスポーツについての実績を尋ねたのです。

この結果、特にランニング、サッカーおよびテニスで、
薬指の長さが長い女性ほど高い実績を収めていることが明らかになったといいます。

また、一卵性双生児では、指の長さが類似していたことから、
指の長さは主に遺伝によるものと考えられ、環境による影響は極めて小さいことも示されています。
これは、指の長さのパターンは、胎内でのテストステロン濃度が原因とするこれまでの仮説に反するものでした。

スペクター博士は、このような結果が出た理由については不明だが、今回のデータから、
「体のある部分に注目することでほかの部分のことがわかる」
という例が、ほかにも多数存在する可能性が考えられると指摘しています。

「全体は一部に表れ、一部は全体に及ぶ」
という考え方は、手相や人相にも、漢方の診断法、整体の反射帯理論にも適用するものですからね。^^

また彼は、手の指に限らず、耳たぶ、足の指の長さ、X脚、O脚などの特徴が、
個性や競争力に影響を及ぼす何らかのものについて示している可能性もあると述べています。

さて、手相学では、真ん中にある中指は自分を表し、
人差し指が母親、親指が父親、薬指は配偶者や恋人、小指が子供を表わすと考えています。

各指のいずれかが、よほど長かったり大きければ、それが最も長じて力を持ち、短かったら縁が薄いことを示しています。

例えば、小指が極端に短かったり、外側に曲がっている場合、子供に縁がなかったり、離れていくことを示しています。

例えば、自然に掌を開いて、中指と薬指を観てみましょう。
中指は自分、薬指は配偶者もしくは恋人です。
どっちの指が、寄り添っていますか?
(むむむ・・・相手も寄りかかってるはずなのに・・・釈然とせんなあ。^^;)

手相を観る場合、伝統的には、男は左手、女は右手を観るのが一般的ですが・・・
運命線(中指の下に伸びる線)の付近に変化の多い方の手を「積極的な手」と呼び、
こちらを中心に観ることが、より、生きた手相の観方となりやすいです。

一般的には、両手を組み合わせてみると、右手の親指が上になる人が65%、左手が上になる人は35%になります。

漠然とした分類ですが、右手が上になるは、理論的・現実的に物事を処理するタイプ。
左手が上になる人は、直感的で、想像力に富み、受身型の人が多いのです。

「積極的な手」とは、親指が下!になる方の手が多いのです。

右利きだから右手の親指が上になり、左利きだから左手の親指が上になるということはありません。^^;

幼児では、左右の運命線の部分に違いが少なく、成人するつれて違いがはっきりしてきます。
その人の生活環境や生活態度などの変化は、「積極的な手」の方に表れやすいものです。

さて、あなたの「積極的な手」は如何?

ああ言えどこう言えど、我が家族、意に副わざり、じっと手をみる。(自爆)