暑さ、寒さも、彼岸までとは、よく言ったもので、10月に入ると、夜半や夜明けは特に肌寒く、
北から紅葉前線が南下して、日本列島は、徐々に秋色へと染められて行きますね。

東洋医学のバイブルである黄帝内経(こうていだいけい)には、辰年は、太陽が天を司る年で、寒気を主とすると書かれています。
寝汗による汗の内攻や、冷えと乾燥による邪気に用心し、心身を潤し温めることが大事となってきますね。

秋の風雨の襲来は必ずやあることですが、それが終わると秋晴れの下、運動会や秋祭りなどの行楽シーズン。
心に弾みと励みを持って、天高く、晴れの気分を味わいたいものです。^0^

九星気学の月盤を見るに、10月8日の寒露から11月7日の立冬までは、六白金星中宮の月となります。
今年は六白金星が中宮に位置する年ですので、年月ともに九星が重なる月で、いわば課題の焦点となる月。
年度課題を思い出し、省みて、実りの秋、成就の秋(とき)となるよう、意識行動することですね。^^v

さて現代の陰陽師、中宮にて世の傾向を観るに、乾の重なる「乾為天(けんいてん)」が易経の卦。
この卦は、今まで地中に潜んでいた龍が、漸くその時節を得て、天に昇天する象(かたち)で、
万物始まるを意味するとか。

世や組織の高位に在る人が、至って正直、高潔で、かつ平常に於いて業務に勉励する人には最高の卦で、
下賎な言行や平常の怠りある者、虚言多く、あまり善行のない者には、位負けとなる象といいます。
世の中を考えるに、政治や経済の中枢は、この月が最も大事となるでしょう。(関与しませんが。^^;)

私は一白水星で、易では離象の重なる「離為火(りいか)」の卦で、離別が生じる傾向が働くのか。。
象を見るに、山の中で網を張っていると、一羽の雉が掛かった、やれ嬉しやとこれを捕えようとするに・・
再び逃げて、飛び去ってしまったかたちで、喜びが来そうでいざとなると支障が出て、ふいになりそう。。傾向には対策を練って、喜びが逃げないように用心しなきゃ。^^;

ま、日干から観ても、月支元命から観ても、今年は十二運が「衰」ですから、縮小と削減が行動指針。


慾はあまりないので、執着せず、再び吸い出したタバコと縁を切るのが、良いことでしょう。(自爆)
糖尿や痛風の血液検査では、先土器・縄文時代の糖質制限食「SJT」にて、健常値になっているので、未だに完治せぬ膝の痛みを治すことに力を入れ、痛みよサラバと、離象を働かせたいものです。^^;

皆様も、それぞれの課題に沿って精進し、良きこと始まり、成就を得る時節になりますように。^^

さて、10月は日本中の神様が出雲に集まり、諸国から神様がいなくなる「神無月(かんなづき)」です。

ところが、家運隆盛・商売繁盛の福の神である恵比寿様だけは、神々の留守を守るため諸国に残りました。
ひとり残った恵比寿様をなぐさめたのが、10月20日の「えびす講」の始まりといわれます。

「えびす」は「恵比須」「戎」「夷」「蛭子」とも書きいわゆる七福神の一神で、唯一日本古来の神です。
「えびす」を称する神は複数あって、イザナギ、イザナミの子である蛭子命(ひるこのみこと)か、
もしくは大国主命(大黒さん)の子である事代主神(ことしろぬしかみ)とされることが多いのですが、
いずれにしても、福徳を授ける商売繁盛の神として知られていますね。

古代には荒ぶる神として厳しいお姿で祀られたそうですが、福神としてのえびすは、ふくよかで円満、
「えびす顔」の言葉どおりの笑顔で描写されています。
「笑う門には福来る」といいますが、笑顔こそ福徳、美徳の象(かたち)ですから、家内安全、商売繁盛、所願の成就にも、意識して周囲に笑顔と笑い声が満ちるよう、振舞いたいものですね。^0^