陰陽五行の理を活用し、暦を紐解く現代の陰陽師、而してその一面は、
主夫、シェフ、時により車夫となるシャ行変格活用の日頃ですが。(自爆)
山の神に腕捕られ、スーパー・マツモトに買い物に出かけると、ロトや宝くじ売り場に、
「本日、一粒万倍日!」と書かれていることを発見しました。

嗚呼、やはり現代の御世でも、暦下段は斯く風習として、縁起担ぎとして、
今なお使われておることよなあ。^^
それなら、やはり、解説すべきかと、蟷螂拳の如く一本指にて^^;キーを叩くことにしました。(笑)

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、十干十二支の組み合わせによる暦の選日の1つです。
暦によっては、単に万倍と暦の下段に記載されているものもありますね。

一粒万倍日は、日本においては中世を通じて823年間継続して使用され、史上最も長く採用された
暦となった、宣明暦時代には記載されていましたが、地方暦によっては記載されていないものも
あったようです。
初の日本暦となる、貞享暦以降は暦注から外されたが、新暦が普及してから民間暦に掲載されるように
なったものです。

「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味です。
一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であると
されます。
この日に願いのタネを蒔くと大きな実りとなって返ってくる日です。(根拠は、実はないのよ。^^;)

但し、借金をしたり、人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされることも
お忘れなく。(笑)

一粒万倍日は数が多いことから、他の暦注と重なる場合がありますが、その場合は、

吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減するといわれます。

暦の二十四節気のうち、太陽黄経が30の倍数であるもの(春分・穀雨など)を中気、

そうでないもの(清明・立夏など)を節気といい、節気から次の節気の前日までの間を1か月とする月の
区切り方を節切り、その月を節月というのですが、その節月によって、一粒万倍日は法則付けられて
います。
気学や推命学を用いるにも、この節月を使うのですが、当然、新暦の月とも、旧暦の月とも異なります
ので、お間違えなく。

さて、講座外、法則講座。一粒万倍日の配当を、述べますね。
節気の日は年により1日ほど前後することもあります。

旧正月節(立春の2月4日頃から):丑・午の日
旧二月節(啓蟄の3月6日頃から):酉・寅の日
旧三月節(清明の4月5日頃から):子・卯の日
旧四月節(立夏の5月6日頃から):卯・辰の日
旧五月節(芒種の6月6日頃から):巳・午の日
旧六月節(小暑の7月7日頃から):酉・午の日
旧七月節(立秋の8月8日頃から):子・未の日
旧八月節(白露の9月8日頃から):卯・申の日
旧九月節(寒露の10月9日頃から):酉・午の日
旧十月節(立冬の11月8日頃から):酉・戌の日
旧十一月節(大雪の12月7日頃から):亥・子の日
旧十二月節(小寒の1月6日頃から):卯・子の日

2012年の秋、10月、旧九月節は、寒露の8日から始まり、一粒万倍日は、酉と午の日ですので、
10月の12,15,24,27日。11月の2日。
11月、旧十月節は、立冬の7日から始まり、一粒万倍日は、酉と戌の日ですので、

11月の8,9,20,21日。12月の2,3日。
年末の12月、旧十一月節は、大雪の7日から始まり、一粒万倍日は、亥と子の日ですので、
12月の16,17,28,29日となります。

秋蒔きの花や野菜、恋愛や事業などの成功の種を蒔きたい人や、これから年末ジャンボなどの夢を
買いたい人たちが、縁起を担いで、着手するのも一興ですが、根拠はないので、当局は一切、
関知しません。(笑)

成功の種蒔き、開設、大事の着手・実行などには、各自の太陽と月のリズムから解析して、
誕生月から3ヶ月目以降のその人の成功因子発展日を選日するとか、神殺の貴人が多く重なったり、
天地徳合となる日がまだよろしきかと?(謎笑)

ロトや宝くじにて、都道府県の財源にはなっているので、布施の心でくじを買い、心の励みになれば善哉。^^
家計やなけなしの小遣いを損ねたり、外れたからといって腹を立てたり、気を損ねるのは、オロカ
ですね。^^;