2014年 3月の記事一覧

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14年03月28日 00時20分20秒
Posted by: kinokagaku

床や天井、壁がゆらゆら回る、頭の中が無重力になったように宙に浮かんで摩訶般若波羅蜜多心経。。
視野が狭窄して目の前が暗くなる、目をつぶっても地球が、身体が揺れて地の底に吸い込まれそう、南無阿弥陀仏。。

こんな症状がいきなり襲ってきたら、誰でも心配しますよねぇ。
いやいや慣れっこになってるなら、もっと心配ですけどね。^^;

めまい・立ちくらみ自体は病気ではなく、体の異常に伴う症状で、高血圧、低血
圧、動脈硬化、内耳の疾患、更年期障害、神経症などで起こるものです。
ただ、その時に半身にしびれ感があったら脳梗塞の惧れがあるので、至急、医師
の診察を受ける必要があります。

普通のめまい・立ちくらみなら、ほかに異常がない限り4~5分以内に正常に戻
るものです。
むしろ、倒れた時の事故や怪我が怖いので、我慢せずに、その場にしゃがんでし
まうのが安全ですけどね。

めまい・立ちくらみを即座に治すとともに、身体の気の流れを整えてまた症状が
出ないようにする方法をお伝えしましょう。^^v

①右手の外関:手首を反らせ、甲に最も近い横ジワの中央から指3本分肘寄りに行ったくぼみ。
ここに気光パワー金シール(11円療法では10円玉)を貼ります。
左足の臨泣:足の第4,5指の間を指ですり上げ、指の止まったところ。
ここに気光パワー銀シール(11円療法では1円玉)を貼ります。

②左手の内関:手のひらに最も近い、手首の横ジワの中央から指3本分肘寄りの点。
ここに銀シール(11円療法では1円玉)を貼ります。
右足の公孫:足の親指の関節(土踏まずの側)から骨に沿って指をすり上げ、指の止まったところ。
ここに金シール(11円療法では10円玉)を貼ります。

③両手の中渚(ちゅうしょ):手の甲の小指と薬指の骨の間で、指の股と手首の中間点。

ここに銀シールを貼って、鈍痛が和らぐまで指でマッサージします。
タバコ灸(もしくは線香の束)の火を近づけ、熱さを感じたらサッと遠ざけることを7回繰り返します。

④両足の侠ケイ(渓のツクリをヘンにしてツクリに谷と書く^^;):足の甲側の第4,5指の股で表裏の肌目。
ここに銀シールを貼って、鈍痛が和らぐまで指でマッサージします。
タバコ灸(もしくは線香の束)の火を近づけ、熱さを感じたらサッと遠ざけることを7回繰り返します。


人は病名に悩むのではなく、症状に悩むものです。
1日一回ずつでも繰り返せば、めまい・立ちくらみは多く治るものですよ。^^

14年03月04日 13時22分50秒
Posted by: kinokagaku

2月4日から本格的な甲午(こうご・きのえうま)の年が始まりました。
気象医学である黄帝内経(こうていだいけい)を紐解くに、甲の年は「太宮」とあり、これは
土運が大過することを意味しています。

土運が大過の年は、雨や湿気が多く、土剋水の理で、腎水の気が傷つけられます。
腎臓、膀胱、泌尿器、子宮、腰、骨、耳の病気に用心しましょう。
人は腹痛や四肢の冷え、しびれなどに犯されやすく、気持ちが鬱々として晴れにくくなります。
また、身体が重く感じ、いらいらするなどの症状が起こりやすくなります。

土気があまりに盛んになると、筋骨が委縮して、足腰が不調になりやすく、水やお茶を飲み
過ぎると、症状が悪化するものです。また土の臓腑である脾胃が、過剰な気や湿によって不調
や潰瘍を起こさぬよう、食の節制も大事となります。
私と同じく、糖尿や通風などの関節痛のある方は、既に予兆を感じている方も多いでしょうが、
土剋水の理で、五味の甘(でんぷん・糖質)を多く摂ると症状は悪化します。
正月の餅を少し控えたつもりでしたが、セイブル錠を飲んでも抑えは足らず、膝が痛むのが
困りものです。^^;

黄帝内経にある気交変大論の記載ですが、土気が強くなる年は、風雨が多くなって、河川の
氾濫や堤防の決壊、土砂崩れが起こりやすくなります。
その折には、人は腹部の膨張、軟便、腹鳴り、下痢などに罹りやすくなります。

この年、太渓脈が絶えると死に至ると記載されていますが、太渓は少陰腎経に属する腎の経絡
の原穴です。足の内踝の後ろの跟骨上にあり、動脈の脈動がある場所ですが、太は大、渓は
山間の流水の意味で、腎陰の気を潤すツボです。
特効治療点としての効能は、頭痛目眩、咽喉腫痛、歯痛、難聴、耳鳴、咳嗽、気喘、胸痛喀血、
消渇、月経不順、不眠、健忘、遺精、インポテンツ、小便頻数、腰脊痛、下肢厥冷、内踝腫痛に
用いるツボです。
不調あるときは、今年はこのツボを大事としましょう。

六元正紀大論の記載では、地支が午の年は少陰君火が天を司るとあります。
少陰が司天の年は、気化の運行が天の時に先立って現れます。
季節の変化や特徴が、早く現れやすいことですね。

初気、1月20日からは寒気が広がるとあります。
冬眠する動物は再び隠れ潜み、水はよく氷ることでしょう。
霜や雪が降り、風がしばしば吹くことになります。
陽気は寒気に抑えられて力を発揮することができず、人々も起居が慎重になりがちとか。


こういう時は、人は関節の硬直、腰部や臀部の疼痛などの症状が起きやすくなります。


そして春から温熱の気が訪れようという頃になると、身体の内部や外部にできものが発生する
こともあります。

土運の気は陰雨で、その正常な気化は柔軟、重厚、潤沢ですが、変化が異常な最近の場合、
風が強く吹き、突然雨が降って天地が揺れ動き、腹が脹れたり身体が重いなどの病気が現れ
やすくなるとあります。

今年は、四緑木星が中宮となりますが、その象意にも風があり、強風が印象的ですね。


四緑木星が中宮になる日は風が吹くといいますが、はてさて?^^;
強風、竜巻、台風などに対して、土木工事も調うと良いな。
四緑木星の易象は巽の卦で、斉(ととの)うの意があります。
信用、縁談、心や人の往来、音信、運搬、旅行、通勤などの意もありますが、そ
れぞれの人の課題に沿って、調えるべく整理しましょう。

気学では、四緑木星の四は四季でもあり、四方を分けるという意で世間往来を示します。


また、緑は、青と黄色の中間色で、三碧木星と五黄土星の中間に位置します。
青い若者が成長して、少し黄色に変わった姿で、四緑木星の木は木製品などで、
木気の生成が進んで調った姿になったものを示します。

巽の字義は、順(したが)う、譲るの意味合いですが、支障に遭えば柔らかくよ
けて吹きすぎる風の心が、諸事・諸関係を調え、成長する極意かもしれませんね。

午とは、忤( ご:さからう )で、方向が逆転することや 成長した樹が繁茂して、今度は老化の
方向( 次世代に向けた準備 )に向かう状態を意味しています。
道理や傾向に逆らうことなく、譲るべきは譲り、順うべきは従って、理に適い、
敵った調え方を目指しましょう。

今年一年が、何方にとっても良き調いの年となりますように。(念)

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