5●ニュース型
「11月17日、ガラリと世の中が変わるかも」(ゲーム機)
「世界初! 2層DVD-RへのVRモード録画対応」(DVDレコーダ)
「1年中で一番うまい今、○○をご紹介」
「○○についての重要なお知らせです」
「ついに、新しい○が発売されました」

広告も、言ってみればニュースの一部なのですね。新しい情報、見る人の役に立つ情報を届けるわけですから、目立つことが“善”ということになる。で、遠慮なく目立ってしまいましょう、というのがこのパターンです。

ニュースというからには、これまでにない技術、機能、メリットがなければなりません。もしも、あなたの会社の製品がブレイクスルーを成し遂げたなら、このタイプの訴求方法を検討してください。

表現も、ストレートでいいのです。スピード感、現場の躍動感をそのまま伝える、記者のような気持ちで書くことです。また、あくまで「ニュース風」にパロディにしてしまうのもアリです。

ただ、注意が必要なのは客観的データがないのに「No.1」とか、「国内最大」、「最小・最軽量」などのワードを使ってはいけないというルールです。近年のコーポーレート・ガバナンス的にいえば、虚偽の表示はいっきに企業の信頼性を毀損してしまいます。

「世界初」、「販売高日本一」などの表示をしたいなら、根拠(調査結果、白書など)や出典(新聞、雑誌など)を示さなければなりません。それらをクリアして、インパクトのあるニュース的な、また報道的な表現が可能になるなら、あなたの製品が注目されるのはそれほどむずかしいことではないかもしれません。