スーパーの売上高、食品2ヶ月連続で前年下回る。

・4月の全国スーパーの既存店売上高は前年同月比で1.9%減
 (日本チェーンストア協会)

・4月の食品スーパーの既存店売上高は前年同月比で0.9%減
 (日本スーパーマーケット協会)

今年の2月はうるう年で前年売上をクリア出来たが、

その与件を除けば食品スーパーの既存店売上9カ月連続で昨年を下回っている。

年間で捉えても15年連続で売上は下降トレンドになっており、

日本の人口構造変化は、この先もスーパーの売上に大きく影響することになる。


・外食35社の4月既存店売上は20社が前年を下回っており、

 3月にくらべて収益改善は落ちている。


又、消費者心理を示す内閣府の消費者態度指数は前月比0.3ポイント低下し、

40.0となった。

3月には改善傾向が見られたものの、欧州の信用不安の再熱や株安によって

消費者心理は本格回復とは行かないようだ。

しかし、消費者の購買心理はその時の経済状況によって上下していますが、

企業、店舗は人口動態のトレンドに合せた営業政策を重視し、進めている。


・高齢化への対応

 イオンモールは55歳以上の顧客に対し、毎週木曜日に「プラチナ55デー」

 と銘打って、テナント専門店で割引きが受けられるサービスを始めた。
 (福岡県福津市SC)

 顧客の評判も良く、他のSCへの導入を検討すると報じている。

 又、イオンは65歳以上限定の電子マネー「ゆうゆうワオン」で

 支払い時に5%割引きを実施している。


・ラインロビング

 コンビニ各社のラインロビングは活発だが、ドラッグストアの

 商品売上は医薬品を上回り、栃木県地盤のカワチ薬品では

 食品の売上構成比は45%、総利益でも医薬品より多く稼いでいる。

 イオンは専門店事業を拡大する方向で、

 自転車や酒の路面店を専業大手と並ぶ規模まで拡大すると報じた。


 ローソンは冷蔵握り寿司を全国の約9400店で売り出した。

 鮮魚ネタの冷凍による鮮度管理やシャリの製造方法を工夫し、

 チルドでも固くなりにくい商品にした。(どこまで出来るか注目)


・協業化

 ドラッグストアの「セイジョー」を運営得するココカラファインは、

 生協・農協の宅配システムを活用して化粧品や日用品の販売を始める。

 奈良県の「ならコープ」で開始し、全国の生協組織に拡大する方針。

 ココカラファインは過疎地に住む高齢者向けに大衆薬の販売を進める。


日常に食品や日用品を拡販するには、異業態の配送網を活用することのメリットや

共同での仕組みづくりによるコストダウンは大きい。


縮小する市場に対して攻めの政策は、

・伸びている分野を拡大導入して、伸びが止まっている分野を縮小する。

 従来のカテゴリーに捉われず、積極的にトライすることが必要になっており、

 アイリスオオヤマのラインロビングは大変参考になる。


守りの政策はコストダウン

・小規模でのコストダウンは不利な点が多いが、小がまとまって取り組むことで

 配送面やシステムソフト面のメリットが期待出来る。

現状に止まらず、不定することが次の成長機会を見つけられると確信する。
 


今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司


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