2012年、産業景気予測が日経より出ておりました。

・百貨店は雨から小雨

・スーパーは昨年同様に小雨模様

・コンビニ、ドラッグストアは曇から曇

・ネットサービスは薄日から薄日

国内景気が改善しない中で、消費生活は時間軸を中心に便利さを求めて変化して来ています。

異業態は不景気にも強い食品関連をどんどん取扱いを増やし、

本来、スーパーがメインの食品売上は異業態に食われ減っています。

特に2012年、出店計画の勢いはコンビニにあり、

業界トップのセブンイレブンは1350店の出店を予定していると発表。

コンビニ各社は品揃えやサービス分野を広げ、

女性や高齢者など買い物に不便を感じていた客層を取り込む事で

更に成長出来ると戦略を練っています。

・攻めのコンビニ、守りのスーパーの構図になって来ました。

スーパーに攻める分野はないのでしょうか?


新年に変わり初売りは賑わい、神社仏閣にお参りする人出も増え、

新年に期待する消費者の気持は例年以上の様子でした。

景気低迷が続く中で、昨年は大きな震災を経験して、

消費者は何か明るい事、良い情報を期待する心は大きいと思います。

消費者の節約志向は続くと予想されますが、

その中で人と人とのつながり、人と社会とのつながりを

大切にする場面にはお金を使う、そのような消費構造が強くなっています。


そこで求められるのが「提案力」です。

年間のハレの日、地域の祭事や催事、食品業界が設定している00の日など

生活場面の中でどのような提案をするか、が大切になって来ます。

日々の食卓を預かる食品スーパーにおいて、

通常の売場とテーマに対して提案する商品と売場を作って行くことが必要です。

ハレの売場には新規に提案する商品が今年の店・売場のチャレンジであり、

お客様から期待される売場になります。

店が守りの営業姿勢になり、お客様から期待される商品が少なくなると、

売場に変わり映えがなくお客様の足は離れて行きます。


又、通常の売場の中においても「提案力」は重要です。

マーケティング調査にあるように、お客様の約半数は来店時に買う商品を決めていない、

来店してから売場を見て提案されている商品を買うと言うデータです。

これはお客様の中心である主婦層は今日・明日のメニューを考える買い物は

苦痛な労働になっていることだと思います。


店においてその労働の助けをどれだけ実施するかでお客様の支持が変わって来る。

・クッキングサポートコーナーを見て今晩の献立を決める

・新製品お試し、試食コーナーの注目度は高い

・商品の特徴、こだわり内容を確認して購買決定をする

・今日のお奨め品が食卓メニューの参考になる ・・・

店、売場において提案することは沢山あります。

マクドナルドの原田社長は、今年のキーワードを

「自信を持ってお客様に提案する姿勢」と述べております。

スーパーの良さを再確認し、提案力を生かし、攻める売場づくりで目標を達成しましょう。



今週の1品 * スーパーのお惣菜、弁当、寿司


その他、興味のある方は: http://www.asahi-kikaku.net