最近、世間を賑わせている神戸製鋼の品質偽装事件は大事件になっていますね。

納入先はなんと500社にも上り、それも10年以上前からの事だそうですね。

大手企業としては考えられないような杜撰な管理体制は批判の的でしょう。

 

神戸製鋼では、品質検査を担当する部署は精算部署から独立され、

品質の劣る製品を発見すれば出荷を停止させる強い権限を持っていたそうです。

なのに何故、この様な事態になったのでしょう?

 

関係者の話によると、なんとそれは「顔見知りにキツイ事は言い難い」から????

とんでもない事です!

 

でも、コノ事例を他人事としていて良いのでしょうか?

 

先日も、有るホテルの検査をしていた時の事です。

どうも寝具が、湿っぽいのです。

担当者に「布団の乾燥はしてる?」と聞きましたが

真面目そうな顔で「はい、やってます」と答えるし

確かに、作業記録用紙には彼の上司の確認サインも有るのです・・・・が、

寝具が湿っていることには間違いありません。

 

なので、「とにかく、すぐに布団乾燥機を使って作業しなさい」と指示をすると・・・

その従業員は、布団乾燥機の収納場所を知らないのです。

では、どうやって彼は乾燥機を使っていたのでしょう?

 

問いただすと、小さな声で「実は、やってませんでした」」と白状したのです。

驚いた私は、彼の上司(作業確認サインをした)に問いただしましたら・・・

なんと、この上司も「忙しかったので、確認しないで信用してサインをしてます」と言うのです。

 

機材を購入して配置し、「してくださいね。」と指示をして、作業手順書を渡し

上司の確認サインをもらうように指示をして・・・・

 全部そろっていて、サインもあって、それでも・・・

  していないのです。・・・・・それも、ずーーーーーっとです。

 

これが、現場の実態です。

皆さんのホテルでは如何ですか? ちゃんと管理できていますか?

すべき事が、すべき時に、適正に、行われていますか?

しっかりと管理するように心がけましょう。

 

でも、もし「管理の仕方が判らない」とか「従業員に指示できない」方は・・・

コンサルタントを活用してください。

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